今回は、raytrek ZQ2の実機レビューをしていきます。
raytrek ZQ2は第9世代のCorei 7、Quadro P2000を搭載しているので、CADや3DCG・動画編集といったクリエイティブな作業を行う方におすすめな一台です。
外観やインターフェイスは勿論のこと、パソコンとしてどの程度の性能を出せるのかレビューしていきたいと思います。
raytrek ZQ2のスペックと概要
raytrek ZQ2 | |
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CPU | インテル Core i7-9700KF (3.60GHz-4.90GHz/8コア/8スレッド/内蔵グラフィックス非搭載) |
グラフィックボード | NVIDIA Quadro P2000 5GB |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx2/2チャネル) |
HDD | HDD 無し |
SSD | Crucial MX500 1TB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (DVD±R DL 対応) |
マザーボード | インテル Z390 チップセット ATXマザーボード |
電源 | Enhance 600W 静音電源 (80PLUS TITANIUM / ATX-1860) |
OS | Enhance 600W 静音電源 (80PLUS TITANIUM / ATX-1860) |
保証 | 保証期間1年 |
価格 | 189,980 円(+税)〜 |
raytrek ZQ2の開封レビュー
外観とデザイン
外観はマットなブラックでシンプルデザインです。ボディのケースの材質も硬く、ちょっとやそっとの振動ではビクともしない、そんな印象を感じます。
背面はこのような感じです。インターフェイス部が黒のボディの中、シルバーのメッキなので映えますね。
背面のインターフェイスは以下になります。
- USB 3.1×2
- PS/2
- DVI-D
- D-Sub
- HDMI
- USB type-c
- USB 3.1
- USB 2.0×2
- LANポート
- オーディオ入出力
USBポートは、計5個あるので不足感はありません。裏面だけでUSB3.1以上のポートは3つあるので、複数の高速通信も実現します。
グラフィックボードの端子は以下になります。グラボには、Quadro P2000の端子「Display Port×4」となってます。
続いて表面を見ていきましょう。
- USB 3.1
- USB 3.1
- SDカードスロット
- イヤホン入出力
- 電源ボタン
- 再起動ボタン
前面のUSBポートは2つあります。USB接続のポータブルハードディスクや、スマホの充電にも便利に使えますね。
SDカードスロットもあるので、デジカメのSDカードもここで直接抜き差しできます。
本体上部には、ファン取付用の通気孔があります。現在ファンは付いていませんが、増設して取り付ける事が可能。
取り付ける際は、排気を避けるように物を置く際に注意して下さい。
ケースの下部は、インシュレーターが4つ脚に取り付けられていて、滑り止めや耐振・スペーサーの役割も担っています。
フロントパネルの前方には、スリットが付いており、下部から空気が流れるようになっています。
中身を確認
ここからは、両サイドのケースを開けて中身をレビューしていきます。
配線は、結束バンドでまとめられていて可動パーツにあたらないように配線されています。勿論裏配線や、固定がきつすぎるといったこともありませんでした。
大きな配線の束がケース下部にまとめられていて、ケース中部にある程度の空間(余裕)ができるくらいスペースは確保されています。
情報局
裏のケースを見ていきましょう。
こちらからは、ストレージの格納庫にアクセス可能です。ストレージを格納しているマウントベイは、最大で8基搭載可能です。
情報局
SSDには信頼性の高い「Crusial MX500」の1TBが入っています。
こちら側の面には2.5インチSSDを搭載できるスロットが3つあります。表と裏に用途で配置を分けることも可能です。
CPUを冷ます冷却ファンは、「静音パックまんぞくコース」が搭載されています。
DeepCool製の中型ファンとヒートシンクが搭載されています。
後部インターフェイス側に上手く排気させるように、こちらにもファンが搭載されているので排熱導線は完璧です。
電源には、「Enhance 600W 静音電源 (80PLUS TITANIUM / ATX-1860)」が搭載されています。
静音で動作し、うるさく感じることはありませんでした。
ゲーミング性能を確認
ここからは、raytek ZQ2のゲーミング性能を確認していきます。
定番ベンチマークソフトに加え、有名PCゲームのベンチマークについて紹介していきます。
クリエイティブ作業・3D制作性能を確認
ここでは、raytrek ZQ2に搭載されているCPU(Core i7 9700K)・グラフィックボード(Quadro P2000)の3D性能やモデリング性能を紹介していきます。
ベンチマークソフト | 画像キャプチャ | 結果(数値と快適度) |
CINE BENCH Rlease20 | シングルスレッド性能:485cb | |
マルチスレッド性能:3578cb | ||
Geekbench | シングルスレッド性能:485cb | |
マルチスレッド性能:24654 | ||
PassMark | 2480.7 |
Blenderによるレンダリング速度評価
BlenderのベンチマークソフトにてBMWのプリセットを読み込み、レンダリングにかかる時間を計測してみました。
結果は上記の通り、22分14秒。これはかかり過ぎですよね。
このレンダリング処理をしている間、画面がカクついたり、フリーズしたりと他の作業ができないくらい重かったです。
ストレージ性能と詳細
SSD | |
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詳細情報 | |
ベンチマーク |
まとめ
今回は、raytrek ZQ2の実機レビューを行ってきました。
本機は、クリエイターの方にはおすすめな一台で、値段も手頃な価格で手に入ります。ゲームの中程度のグラフィックスなら、難なく動作できるものとなっています。
気になった方は公式HPにてぜひチェックしてみて下さい。