ドスパラで販売しているraytrec LC-Mは、CAD向けPCのスタンダードモデルとして、ドスパラ内でも多くの人に選ばれています。
今回はそんな、raytrec LC-Mのスペックや詳細を細かく解説。
これから購入しようと考えている方の参考になるよう解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
raytrec LC-Mのスペック
CPU | Core i7-9700 |
---|---|
グラフィックボード | Quadro P620 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 1TB/HDD なし |
価格 | 129,980円(税込) |
ケース・外観
ケースには、Diginnos EM041 ミニタワーケース (MicroATX)が採用されています。
サイズは、190(幅)×420(奥行き)×360(高さ) mm 。大きすぎない外観で、床だけでなく、デスク上にも置けます。
前面からも空気を取り込み、背面に向けてエアーフローを作ります。120mmの大型のファンが搭載されているので、過熱を防ぎ圧倒的な冷却性能を誇る仕様となっています。
重量は約7.8Kg。
CPU
CPU | ベンチマークスコア |
---|---|
Core i9 9900KS | 21230 |
Core i9 9900K | 20240 |
Core i9 9900 | 18250 |
Core i7 9700K | 15310 |
Core i7 9700 | 14820 |
Core i5 8600K | 12860 |
Core i5 8500 | 12120 |
Core i5 9400 | 12050 |
Core i7 9700は、8コア8スレッドのCPU。Core i7-9700Kの下位モデルとして登場しましたが、値段が約5,000円ほど安い商品となっています。
その分、Core i7-9700Kよりも定格周波数が、0.6GHz、TBが0.2GHz引き下げられていますが、全世代のCore i7-8700と比べてコア数が33%アップしているためCPUパフォーマンスは上がっています。
メモリ
メモリは16GBが標準で搭載されています。
メモリは重いソフトを起動する、パCADや3DCG制作、動画編集作業を行う人には十分に満たしておくべき容量です。16GBというのはあくまで最低限の容量とはなるので、入門向けPCにはぴったりです。
また、「パソコンの性能を求める」方や、「これからどんどん仕事に注力したい」という方はカスタマイズをしてメモリ容量を上げることをおすすめします。
raytrec LC-Mは、最大で32GBまで増設することができます。プラス18,700円で可能なので検討してみてください。
SSD/HDD
raytrec LC-MのSSDには、WD BLUEシリーズのSSD 1TBが設置されています。
WD (Western Digital)はHDDメーカーの老舗ブランド。SSDにおいても信頼性があり、シェアがとても多いSSDです。中でもBlueシリーズはコストパフォーマンスが良く、一般クライアント向けのスタンダードSSDとなっています。
HDDは残念ながら標準では搭載されていません。
必要な方はカスタマイズにより、増設するかたちとなります。1TBでプラス5,800円、2TBでプラス7,100円でカスタマイズすることができます。最大8TB(プラス22,300円)となります。
情報局
グラフィックボード
グラフィックボードは、NVIDIA Quadro P620が標準搭載されています。
このGPUがどれほどすごいのか、ここで他GPUとの性能の違いをみていきましょう。下記CUDAコア数は、NVIDAが算出した数値を参照。
GPU | CUDAコア数 |
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Quadro RTX6000 | 4608コア |
Quadro RTX4000 | 2304コア |
Quadro P2200 | 1280コア |
Quadro P620 | 512コア |
Quadro P400 | 256コア |
Quadro P620は、従来のQuadro P600と比べて約45%の性能が上がった製品です。消費電力は40Wと従来と変わらないので、性能だけ上がったので単純なレベルアップを果たしました。
Quadro P620は、価格も安く性能も安定していることから、多くのCAD・CG向けクリエイターPCの入門用モデルに搭載されています。4画面のMiniDP出力に対応しているので、マルチモニターでの仕事もできますよ。
インターフェイス
前面のインターフェイス
- USB3.0 x2
- イヤホン・マイク入出力
続いて背面のインターフェイスはこちら。
背面のインターフェイス
- Intel ギガビット LAN
- PS/2マウス/キーボードポート
- USB2.0 x4
- USB 3.1Gen1 x2
- HDMI
- DVI-D
- D-SUB
- HDオーディオジャック:ライン入力/フロントスピーカー/マイク
raytrec LC-Mのやっておきたいカスタマイズ
raytrec LC-Mのやっておきたいカスタマイズは、まずHDDの増設でしょう。
標準ではHDDの搭載がないため、ストレージはSSDの1TBのみとなります。これでは足りない、、という人も多そうなのでHDDがの増設をおすすめします。1TBで5,800円からと、良心的なので迷っている人は増やしておくと後々便利になります。
他には、DVDドライブも搭載されていないので、ディスクをパソコンで取り込む作業をしたい、という人はDVDドライブの増設をするといいと思います。
Blu-rayドライブ(プラス8,080円)でも対応しています。
まとめ
今回は、raytrec LC-Mのパソコンスペックについて解説してきました。
ドスパラではポイントがたくさん付くのでお買い物がしやすいです。こちらのraytrec LC-Mですと約16,441円(約12%ポイント)分も付きます。
キーボードやマウス、ディスプレイといった周辺機器も揃えやすいと思うので、ドスパラのような高還元ポイントは嬉しいですよね。ぜひ、参考にしてみてください。