2021版モバイルワークステーション比較表!今年おすすめ製品など

外出先や持ち運びに便利なモバイルワークステーション。現在では、携帯用ではありながらもデスクトップ並みの性能を発揮できる機種も出てきました。

そこで今回は、以下の点について解説していきたいと思います。

  • 現在最新のモバイルワークステーションを比較したい
  • 自分の作業環境にあったモバイルワークステーションの選び方は?
  • モバイルワークステーションは自分には必要?不要?
最新のPC環境を整える上で、最高の仕事環境を構築することができます。

しかし、各々の環境・条件によって選ぶべき一台は異なるはずです。それを踏まえた上で、「必要」「不要」かを判断してください。

【2021年最新】モバイルワークステーション比較表

最新のモバイルワークステーションを比較するための表を作成しました。

画面サイズ メーカー 製品名 CPU グラフィックス メモリ ストレージ 重量

 14インチ
 
 
レノボ
ThinkPad P14s Gen2

Core i7-1185G7
Core i7-1165G7
Core i5-1135G7
Quadro T520 8〜32GB 512GB〜2TB 1.47kg〜
 
レノボ
ThinkPad P14s

Core i7-10610U
Core i7-10510U
Core i5-10210U
Quadro P520 8〜48GB 512GB〜2TB 1.47kg〜
HP HP ZBook Firefly 14 G8

Core i7-1185G7
Core i7-1165G7
Quadro T500 16〜32GB 512GB〜2TB 1.40kg〜
HP HP ZBook Firefly 14 G7

Core i7-10810U
Core i7-10610U
Core i7-10510U
Quadro P520 16〜32GB 512GB〜2TB 1.40kg〜
15インチ


HP ZBook Firefly 15 G7
Core i7-10510U
Core i7-10610U
Core i7-10810U
Quadro P520 16〜64GB 512GB〜2TB 1.76kg〜
ZBook Studio G7
Core i7-10750H
Core i7-10850H
Core i9-10885H
Quadro T1000
Quadro T2000
Quadro RTX3000
Quadro RTX4000
Quadro RTX5000
16〜32GB 512GB〜2TB 1.9kg〜
ZBook Fury 15 G7
Core i7-10750H
Core i7-10850H
Core i9-10885H
Quadro T1000
Quadro T2000
Quadro RTX3000
Quadro RTX4000
Quadro RTX5000
16〜64GB 512GB〜2TB 2.5kg〜
DELL Precision 15 5540
Core i7-9850H
Xeon E-2276M
Quadro T1000
Quadro T2000
16〜64GB 256GB〜2TB 1.78kg〜
Precision 15 7540
Core i7-9750H
Xeon E-2276M
Core i9-9880H
Quadro T1000
Quadro T2000
Quadro RTX3000
16〜128GB 256GB〜2TB 2.53kg〜
 レノボ ThinkPad P1 Gen 3 (インテルXeon)

Xeon W-10855M

Core i9-10885H
Core i7-10850H
Core i7-10750H 

Quadro T1000
Quadro T2000
16〜64GB  512〜4TB 1.70kg〜 
ThinkPad P15 (インテル Xeon)

Core i7-10850H
Core i7-10750H
Core i5-10400H
Quadro T1000
Quadro T2000
Quadro RTX4000
16~128GB 256GB〜2TB 2.74kg〜
ThinkPad P15v

Core i5-10610U
Core i5-10510U
Core i5-10210U
Quadro P520 16〜48GB  256GB〜1TB 2.00kg〜
ThinkPad P53
Core i5-9400H Quadro T1000
Quadro T2000
Quadro RTX5000
16〜128GB 256GB〜2TB HP未記載
ThinkPad P53s
Core i7-8565H
Core i7-8665H
Quadro P520 8〜32GB 128GB〜2TB HP未記載
ThinkPad P1 (Gen 2)
Core i5-9400H
Core i7-9750H
Quadro T1000
Quadro T2000
16〜64GB 256GB〜2TB HP未記載
17インチ HP ZBook Fury 17 G7
Core i7-10750H
Core i7-10850H
Core i9-10885H
Quadro T1000
Quadro T2000
Quadro RTX3000
Quadro RTX4000
Quadro RTX5000
16〜64GB 512GB〜1TB 3.0kg〜
DELL Precision 17 7740
Core i7-9880H Quadro RTX3000
Quadro RTX4000
Quadro RTX5000
16〜128GB 256GB〜8TB 3.08kg〜
レノボ ThinkPad P73
Core i5-9400H
Core i7-9750H
Xeon E-2276M
Quadro P620
Quadro T2000
Quadro RTX3000
Quadro RTX5000
8〜128GB 256GB〜4TB HP未記載

モバイル用ということで、画面の大きさは重要ですよね。現在モバイルワークステーションを販売しているメーカーは、

  • HP
  • レノボ
  • DELL
  • MSI

の4メーカーとなっています。法人向けの産業用PCとしてシェアを誇るHPDELL、格安PCブランドのレノボやゲームブランドに力を入れているMSIなど、メーカー毎にそれぞれ特徴が異なります。

定番の15インチを中心に、たくさんの製品がありますね。

メーカーによっては14インチといったより小さいサイズが無かったりと、条件によっては選ぶべき製品が変わってくるので注意して選ぶようにしましょう。

おすすめのモバイルワークステーションのスペック


まずはモバイルワークステーションの選び方について解説していきます。それぞれに重要視するポイントがあるので、「何を一番重要視するか」を見定めていきましょう。

ここでは、以下のポイントを元に解説していきます。

  • 軽量モデル
  • 画面の大きさ|15.6インチが定番
  • CPU性能
  • メモリ容量
  • ストレージ性能
  • グラフィックボード
  • 発熱と騒音
  • バッテリー駆動時間
  • 光学ドライブ
一つ順に解説していきます。

軽量モデル

モバイルワークステーションの使用用途としては、持ち運びや出張時などで使われる場面が多いと思います。その際に気になるのがパソコンの重量ですよね。

大きくは画面の大きさに重さが依存している所があり、以下のような重量で推移しています。

ワークステーションで多く出回っているのが、15.6インチになります。こちらが定番ですが、他にもサイズはあります。

画面の大きさ 平均重量
13.3インチ 約1.25kg
14インチ 約1.52kg
15.6インチ 約2.17kg
17.3インチ 約2.81kg

軽いや重いといった感じ方は人によって異なりますが、一般的に軽量モデルのPCで多い「13.3インチ」の平均重量は、1.25kgと言われています。

この重さを基準に「軽い」「重い」で選ばれるといいかと思います。

画面の大きさ

モバイルワークステーションは、15.6インチが一般的です。

小さい型だと、高性能なスペックを積むことができません。一方で、15.6インチは高性能と低い性能のちょうど中間に位置するサイズ。

スペックを上げることもできますので、汎用性が高いです。

画面 端子の数 性能 本体の大きさ 重量
14インチ 小さい 少ない 低い 小さい 軽い
15.6インチ 一般的 一般的 高い 一般的 一般的
17インチ 大きい 多い 高い 大きい 重い

CPU性能

モバイルワークステーションでのCPUの主流は、Corei7が一般的です。企業向けだとXeonが搭載されているモデルだと、ECCメモリを搭載できるのでより法人向けとなります。

しかし、価格を下げてCore i5を選ぶという選択肢もありますが、少しでも性能を求めるならXeonを、無難なところを選択するならCore i7をおすすめします。

以下の表を参考に。

CPU コア スレッド パスマーク(性能値)
Core i9-10885H 8 16 16084
Xeon W-10855M 6 12 13413
Core i7-10850H 6 12 12781
Core i7-10750H 6 12 12619
Core i7-10810U 6 12 9068
Core i7-10610U 4 8 7278
Core i7-10510U 4 8 6994
Core i7-10210U 4 8 6544

メモリ容量

CPUにCore i7が搭載されたモデルでは、8GBあるいは16GBが標準で搭載されています。

メモリの容量が多ければ多いほど作業が快適になるので、予算が可能な限り増設することをおすすめ。特にCADや3DCG制作といったクリエイターの方であれば、16GBは欲しいところです。

しかし、モデルによってメモリの増設が不可能や64GBあるいは、128GBまで。と制限が設定されているPCもあるので、購入する際にはこの点注意して下さい。

ストレージ

ワークステーションでは、SSDが主流ですが、中にはHDDだけしか搭載されているものもあります。HDDだけですと、PCの起動やアプリの起動に時間がかかってしまうため気をつけましょう。

そのため、SSDを標準で付いていることを確認してください。現在発売中のPCには当然のように備わっていますが、念の為確認しましょう。

多くのPCでの標準容量は、256GBだと思います。文書やメール、WEB閲覧等の使用であるならば、こちらで十分かもしれません。

大きなデータを扱う方や、余分に容量を確保したい方は、購入する際にストレージ容量増設することをおすすめします。

グラフィックボード

高性能なグラフィック性能を求めるなら、グラフィックボードの性能を重視しましょう。

ほとんどのモバイルワークステーションでNVIDAの「Quadro」が搭載されています。最近では、通常のQuadroだけでなく、「RTXシリーズ」を搭載したより高性能なグラフィックボードが登場しました。

製品のモデリング、シミュレーション、テスト、改善の方法がまったく新しくなります。Quadro RTX を利用することで、メーカーは画期的な製品を短期間で設計し、市場に届けることができます。
NVIDA の「製造業のためのソリューション」より引用

情報局

より短時間で、作業効率を上げたい!という方が選ぶべきグラフィックボードです。

現在では、QuadroT1000を標準搭載のモデルが多く、これより高いならハイスペック、低いならロースペックとなります。

以下のグラフィックボードと性能の違いは以下を参考に。

グラフィックボード(Quadro) CUDAコア数(性能を図る指数) メモリ数
RTX5000 4608 16GB
RTX4000 3072 8GB
RTX3000 1920 6GB
T2000 1024 4GB
T1000 768 4GB
P620 512 4GB
P520 384 2GB

頑丈なボディ

外に持ち出す上で忘れてはいけないのが、パソコン自体の頑丈さです。

ボディの素材がアルミやカーボン、マグネシウムを使った素材のほうが、樹脂素材よりも丈夫でキズがつきにくいです。

そういった点でいうと、レノボのThinkPadシリーズは「堅牢な設計」として定評があります。

堅牢な設計
さまざまな過酷な利用環境に耐えられるようMIL-SPEC の12のテストをクリア、落下テストや気温・気圧の変化など、実際の使用状況に即した200以上の品質テストを実施。ライフサイクルを通じて過酷な作業環境でもお使いいただける高い品質をお届けします。
lenovo ThinkPad P53S 「堅牢な設計」より引用

バッテリー駆動時間

モバイルワークステーションは外出時に持ち運ぶ前提のため、どのモデルも割と持続します。

持ち出すのであれば、10時間以上駆動するタイプを選びましょう。

ただし、使い方によってバッテリー持続時間は変化するので、スペック表に載っている値はあくまでも目安程度に考えてください。そして、計測手法もメーカーによってバラバラなので目安を鵜呑みにしないようにしましょう。

光学ドライブ

業務上、DVD-ROMが入るモデルから選ぶ場合がありますよね。近年、データのやりとりはクラウド化が進み、DVDドライブを搭載してないモデルが増えてきました。

ソフトのダウンロードや、ライセンスのインストールなど、どうしてもDVDを用いている場合があると思います。

今回は、こういった方のニーズに応えるために光学ドライブ付きのモバイルワークステーションもピックアップしました。ぜひ参考にしてください。

タイプ別おすすめモバイルワークステーション


今回は以下のようなカテゴリー別おすすめモデルを紹介します。

  • 大人気モデル
  • 軽量モデル(14インチモデル)
  • 最強Quadro搭載モデル

大人気モデル

数あるモバイルワークステーションの中から、特に人気の高いモデルをプックアップしました。どのタイプにしようか悩まれている方は、こちらのモデルを選べば間違いありません。

Lenovo ThinkPad P15v

ディスプレイ 15.6型
CPU Core i5-10300H
メモリ 16GB
GPU Quadro P620
価格 155,738円(税込)〜

コストパフォーマンスに優れた一台
コストパフォーマンスを追求したモバイルワークステーションThinkPad P15vは、最大8コアの第10世代インテル®Core™ i7/i5 H プロセッサー、インテル®Xeon®W プロセッサーを搭載可能。ディスプレイは屋外でも鮮明で見やすい600nitの高輝度4K UHD IPS液晶が選択可能。グラフィックスはNVIDIA®Quadro P620を搭載し、建設や製造、メディア・エンターテインメントなど、さまざまな業種に最適です。

DELL Precision 5540

ディスプレイ 15.6型
CPU Core Xeon E-2176M
メモリ 8GB
GPU Quadro P2000
価格 299,980円(税抜)〜

Xeon搭載パフォーマンス重視
DELL Precision 5540は、Xeon搭載のワークステーションです。6コア搭載のCPUで、作業パフォーマンスを求める方に選ばれています。デザインは、つや消し加工がされた2色展開となっています。

軽量モデル(14インチモデル)

持ち運びに適した軽量モデルを選ぶなら、こちらがおすすめです。

HP ZBook Firefly 14 G7

ディスプレイ 14.0型
CPU Core i7-10510U
メモリ 16GB
GPU Quadro P520
重量 1.7kg
価格 185,000円(税抜)〜

直射日光でも見やすいディスプレイ

ハイパフォーマンスモデルである「超高輝度 550cd/m2 4K UHD Display搭載モデル」なら、外での作業も快適。直射日光が差す環境でも見やすいディスプレイは嬉しいですよね。

Lenovo ThinkPad P14s

ディスプレイ 14.0型
CPU Core i5-10210U
メモリ 8GB
GPU Quadro P520
重量 1.47kg
価格 134,057円(税抜)〜

最軽量!1.5kgを切るモバイルPC
Lenovo ThinkPad P14sは、14インチの薄型軽量PCです。レノボのPCといったら、「堅牢性・頑丈性」が強いので、万が一持ち運びの際落下したとしても、中のデータの破損が限りなくゼロに近い耐久性があります。

最高スペックQuadro搭載モデル

Quadroの中でもRTXシリーズ搭載の4K動画編集やVR制作に最適なモバイルワークステーションもあります。

Lenovo ThinkPad P17

ディスプレイ 17.3型
CPU Xeon W-10855M
メモリ 32GB
GPU Quadro RTX4000
価格 549,384円(税込)〜

やっぱりLenovoはコスパ高
Lenovo ThinkPad P17はデスクトップと変わらない性能をだしてくれるモバイルワークステーションです。XeonやCorei9搭載可能で、最大QuadroRTX5000まで選択することができます。

HP ZBook Fury 17 G6

ディスプレイ 17.3型
CPU Core i7 9750H
メモリ 64GB
GPU Quadro RTX5000
ストレージ 1TB M.2SSD
価格 886,000円(税抜)〜

最強モバイルワークステーション
HP ZBook 17 G6は、最新のCorei9、64GBメモリ、1TB M.2SSD、Quadro RTX5000が搭載の最強PCです。ブルーレイドライブも標準で付いています。

まとめ

以上、仕事や個人用でもおすすめなモバイルワークステーションを紹介してきました。

それぞれで異なる特徴がある製品が発売されているので、ご自身にあう一台が見つかるかと思います。

パソコンの性能を変えるだけで、仕事の生産性が劇的に良くなるので気になった方は、商品の詳細ページで確認してみてください。
ワークステーションのおすすめ商品とは?価格、メーカー別に紹介【2021年版】Quadroノートパソコンをタイプ別に紹介【2021年版】